Pachi! Pachi! Pachi!

星を並べるようなclapを

2020年木村達成さんまとめ

俳優さんを応援するヲタクをはじめてから現場の思い出は残しておきたいと思いつつ、ついついTwitterで思いのまま呟くだけで終わってはや数年…

以前もブログを書いていたことがありますが、心機一転しましたので宜しくお願い致します。

 


コロナ禍になって当たり前なんてものはないというのを改めて痛感することになりました。

自分が日々楽しく過ごせている理由の一つである観劇という趣味、エンターテイメントというものは娯楽でありコロナ禍においてその意義についてはエンタメを届ける側の人、受け取る人、それぞれ色々な思いを抱えたかと思います。

たしかに娯楽というものは衣食住など最も必要なものが安定して初めて楽しむことではあるかもしれない。

でも、それを届ける側の人たちは?その人たちにとってエンタメは『衣食住』を形にするものではないのではないか…

などと沢山考えることがありましたがコロナについて書きたいわけではないのでくれくらいにしておきます。(エンタメに救われたよ!!)

 

 

 

達成くんのお仕事状況としては

エストサイドストーリーseason3が

IHIステージアラウンド東京で2020年4月1日〜2020年5月31日に上演 ジェッツのリーダー リフ役で出演予定でした。

ミュージカルファントムで共演された加藤和樹さんとWキャスト!

ソロ曲があり、ダンスは凄く難しい作品と聞いていたので非常に楽しみにしていました。

残念ながらWSS3は全公演中止となってしまいましたが、期間限定でWSS3のキャストさんたちがトゥナイトを歌った動画が更新されたり、ジェッツの皆さんが作った動画も更新されました!


アートにエールを

https://youtu.be/1qcwbxWnZaM


この全公演中止後に早い段階で7月から開幕予定だったミュージカル『四月は君の嘘』も中止の発表がありました。


この先決まっている作品が無事に開幕するのか、このまま演劇というジャンルが細く消えていってしまうのではないか、達成くんをはじめ好きな役者さんたちがこの業界を後にしてしまわないか、など本当に苦しい日々が続きました。

 

 

2020年7月 TOHO MUSICAL LAB.『CALL』

コロナ禍において一筋の光のように希望を見出せたのが7月に生配信された

TOHO MUSICAL LAB.『CALL』- ヒダリメ 役

演出家は達成くんが出演された朗読劇『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』・『逃げるは恥だが役に立つ』でも演出をされた三浦さん。


『演劇の灯が消えたままの当時だからこそ前向きな“実験”として演劇で、劇場で遊んでみたい』という思いから2作品構成で配信された作品です。

この作品は無観客のシアタークリエで劇場全体を使い、また映像作品のようなカメラワークで劇場、客席、拍手、舞台が再生していく未来が訪れますようにという願いと祈りが込められていると受け取っています。


無観客の中でライブ配信という今までにない形の演劇で、込められたメッセージに励まされましたし、静寂の空を貫くような達成くんの歌声に心が震えました…。

CALL大好きすぎて話すと長くなりますのでこの辺りで…

 

CALLを観たからこそ、早く劇場で直接『感謝』の拍手を送りたい。

辛い日々を一刻も早く終わらせて拍手を届けたいと願い続けました。

 

 

2020年8月 朗読劇『ラヴ・レターズ』

その後、直接拍手を届けることが出来たのが『ラヴ・レターズ』でした。

アンディー 役を達成くん、メリッサ役を高柳明音さん。

歴史ある二人芝居作品、難しい言葉使いが多くお稽古時間がかなり限られていると聞き、演じる方々にとっては大変な作品だろうなぁと思いました。

 


どうしようもなく真面目で、どうしようもなく不器用で、どうしようもなく臆病で、どうしようもなく狡い男 アンディ。

手紙を読むように届ける二人の想いは何度もすれ違うし、結末は悲しいけれど愛で結ばれた話だと思いました。何より直接拍手を届けられたこと、生の達成くんのお辞儀が見れたことに感動しました!

 

 

2020年9月 音楽劇『銀河鉄道の夜2020』

KAAT神奈川芸術劇場大ホールでの公演、当時の芸術監督をされていた白井さんによる演出で、宮沢賢治の童話作品『銀河鉄道の夜』を元にした音楽劇。

ジョバンニ役で初の主演でした!(本当におめでとう!)


四月は君の嘘で達成くんは初めての主演の予定でしたが、惜しくも全公演中止のため順番が変わり今作で舞台の上で0番に立つ達成くんを初めて観ることが出来ました!!


非常に思い入れのある作品なので話すと長くなりますのでそれもまたいつか…別の機会に…余力があれば……

 


宮沢賢治の世界は私にとって難しいものでしたが、役者さんたちの熱量の高いお芝居にセットやライティング、素晴らしい歌や音楽との融合で観劇回数を重ねることで自分の中でこの物語の伝えたいことを徐々に噛み砕けたのではないかと今は思います。

 


白井さんがほぼ毎公演後方席で観劇されていて、終演後は稽古があって日々調整を重ねていたそうです。

白井さんは演劇人の世界でも厳しいことで有名な演出家さんだそうで、達成くんも各所でその厳しさに何度も心がやられたそうですが…

お芝居は生きている、同じものは存在しない、今日よりも明日さらにいいものを絶対に届けるという強い意志が伝わってきましたし、厳しくも愛を持って指導してくださる方に出会えたことは財産なのでは…と思っています。

いつか絶対にまた一緒に仕事をしてほしい!と思っていました……(その後JTRありがとう!な展開になりましたね)

 

 

 

2020年11月 ミュージカル『プロデューサーズ

ついにシアターオーブ!騒がしいほど華やかで最低で最高なコメディミュージカル!!

達成くん史上最もファビュラスな役ではなかろうか?

ゲイで女装のカルメン・ギア!

 


プロデューサーズはもう渋谷の舞浜!

という感じで(どういう感じで)楽しかったです!

今だからこそ楽しかった最高万歳!と言えますが、初日観劇するまで内容についてまた演出についてついていけるかな…という心配はありました。

達成くんの女装についてはいっさい心配してませんでしたけどね!!!

 


プロデューサーズの前にカレンダーイベントがあり、かねてからいつか絶対に女装やドラァグクイーンという華やかな役をやってほしいと思っていたのでとても嬉しい!ということをお伝えしたのですが、その時達成くんは「まあオネエだからといって(そういう部分だけをオーバーにするのではないってニュアンスだったんだと思う)ね…身体作りもするし(これは多分ヒールや所作)」っていうお話を聞けまして、ただ見た目だけを笑いにしたのではなく、達成くんのカルメンの面白さはきっとこの見た目ではなくても「間の取り方」や「様子のおかしさ」からきているものだと思ったしそういう役作りをされていたことが信頼できる〜〜〜となりました!

カルメンちゃんLOVE❤️

 

 

 

2021年の振り返りを簡単にしたかったのに2020年も軽く振り返ってしまいました…!

 


というのも、2022年の豊富が

『出来る範囲で好きな人の好きなところを証明していきたい』だからです!(安定のツイート投げマンになるかもですが…)

 


自粛期間が続く中で達成くんが「自分はSNSをやっていないから忘れられてしまうのではないかと怖った」と言っていたことと、銀河鉄道の夜

「確かに生きていたのになあんにもない」

「命があって生きていたことを証明していくんだよ」

「きみ、証明してくれるかい?」

などの言葉が私の中でとても大きく根をはりました。

 


2020年からきちんと残しておけばと思うことも多いですし今更感はありますが遅くなっても達成くんが役を生きたことを証明していきたいなと。

それは振り返った時、自分が生きたことにもなると思いまして。

 


そんなわけでわざわざ2020年も振り返ってしまった新ブログ第一号でした!\号外ダヨー!/

(ちなみにSLAP STICKS大阪公演に行く新幹線内で書いていたのを半年寝かせていました反省!)